5月7日の日記

2005年5月7日
最近すごく思うことというと。
まあ仕事や恋愛や色んなことがうまくいってないという内容のものだけれど。

結局私は、部のみんなの中にいることや、その中での出来事や、面白いエピソードの数々や、そこで強く感じたものなどを、いつまでも大切に思いすぎているかもと思う。
今でもそれはとても楽しい思い出だし。
それ同等につらいこともあったのだけれど。
思い出は時間が経つほど、綺麗な部分だけ結晶化していくものだから。

誰と付き合ってもどんないい思いしても。
あの時のような思い。
結局私が求めているところってそこなのかと感じる。
それは結局、あっきーが手に入れていて。
私はあのポジションが欲しかっただけなのかなと思ったりする。
それは決して、あの人の相手はあっきーじゃなく私よ!とか。
2人の結婚は喜べないわ!とかそういうことではなくて。
むしろ喜んでいて。
だけど、私はあの「ポジション」が欲しかったのだと思う。
話を聞けば聞くほどそう思う。

だからといって、似たようなポジションが欲しいがために誰かを選ぶこともできないし。
そんなことがしたいんじゃない、となるとそうではないのか。

今までのいくつかの恋愛を振り返ってみたとき。
誰かと付き合っていた頃を思ったとき。
これだって結晶化されているかと思うけれども。
1人、あの部での強い思いに負けない強い時間があったと思う。
密度が濃くて。
深い話をして。
精神的に充実していた、と思う人がいる。
それはやはり、男友達で。
私は本当に「この人と一生一緒にいるのだ」と思っていた。
結婚に対する焦りとか、打算とか、そういう今感じざるをえないものなんて関係なく。
私はそう思っていた。
Tとのことがあったとき、私は一生誰も好きにはならないと思ったけれども、それは覆されて。
Tとのことを乗り越えたのは、結果的に男友達の存在があったからで。

男友達と離れた時に、その事が私のよりどころともなっていた。
Tとのこと、乗り越えられたのだから、次も乗り越えられる、と。
そういった相手がまた、現れる、と。
だけど、あの時から1年半が経って。
その経った年月の間に私は他の人と8ヶ月付き合っていて。
それも終わり、今また思う。
あれは。
男友達だったから、可能だったのかもしれない、と。
そして。
そこらへんに落ちてもいないし、そう簡単にあたるわけでもないし。
この先にそんな誰かと出会うものなのかと疑ってしまう。

まだ。
私の中で思う。
この人は大切な人だと、はじめから気づけていたのに。
そして大切にしたのに。
向き合えていたのに。
この人だ、と思っていたのに。
欲張りにならないと心がけていたのに。
クリスマスにくれた100円の手袋。
誕生日に地図を探してくれた姿。
いつも送ってくれた帰り道。
バイクに乗りながらヘルメットをぶつけたこと。
一緒に観た花火。
あの時回してくれた手。
あの時の笑顔。
いつもの口癖。

どうしてうまくいかなかったんだろう。
どうしてこうなってしまったんだろう。

もう戻れないこともわかっている。
よりを戻すつもりもない。

ただ。
あの時のように、もう一度、人と繋がれるのだろうか。
まっすぐに、誰かを、好きになれるだろうか。
そんな誰かに、この先会うというのだろうか。
誰かが手にしたポジションを羨むことのない自分に、なれるだろうか。

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