七夕の夜

2004年7月8日
急に決まった約束。
七夕は、「不思議な人」と過ごした。
きっかけは私が作ったのだけれど。
とんとんと話が進んだことに驚いた。

2人の時間はあっという間に過ぎた。
食べることもままならぬほど、多くを話した。
お互いの仕事、家族、恋愛、物事の考え方。
たわいもないことから、真剣なことまで。
たくさん、聞いてくれた。
たくさん、話してくれた。
私の浅はかさを怒ってくれたり。
私の一言を自虐的にとらえて冗談で嘆いたり。
その誤解を解くために私は必死になったり。
本当に、ぐんぐん加速する車のように時は過ぎた。

楽しかった。
1つ1つの話題が楽しかった。

「幸せになってください」
何度もそう言われた。
私は嫌だと何度も言った。
勝手に幸せになれるか、と思った。

私の意気地のなさや勝手な部分をついてきた。
それを問いただすと結局相手も同じだった。
それに気づいて2人で笑った。

プレゼントを選ぶ時は相手のことを考える。
だからもらうととても嬉しい。
そんな話をどちらからともなくした。
実は私はプレゼントを用意していた。
渡すのを忘れて持って帰ってしまったが。
そして彼も。
私にプレゼントを買おうとして行った店が閉まっていたと話していた。

共通の知人が恋愛に臆病になっていること。
知人の目当ての人も押されるのを待っているということを聞いた。
「お互いが待っていたらたどりつけないね」
そんな話をした。
そしてお互いに。
「がんばってください」
「そっちこそ」
と押しをなすりつけあった。

どれも、なんとでもとれるやりとり。
それでも嬉しく思う。

今までに出会ったどの人とも違う。
当たり前のことだけど、そのことを強く感じる。
そして敢えて言うならば。
私が始めて付き合った人に少し似ている。
何か一目置かせるような。

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