もうだめだ
2003年1月29日頭の中がどんどんぐちゃぐちゃになって、自分でもどうしたらいいのか、どうしたいのか、どうして欲しいのかどんどんわからなくなる。あの人に対する腹立たしさが、ずっと消えなくて、それが自分で嫌なんだと思う。顔を合わせる場面では、私に対してだけでなく、周囲に対しても愚痴を振りまく彼と、彼にそういうことを感じてしまう自分が嫌で、私はついに笑えなくなった。彼は「仲の良い友達」として一緒にいた頃の関係に今一度戻りたいと言った。それを聞いて、私はそんなのは無理だと言った。こうなった以上、戻るというのは、引き返すということで、ここまで引き寄せられてきた道を反対に歩くと言うのは、そんな容易なことではなくて、私は必ず気まずくなると言った。それに対して彼はきまずくなるのは、嫌だと言った。そういう意味ではなくて、これからの2人のことを考えるにあたって、ひとまず仕切りなおすという意味だと説明してくれた。ただの友達ではなく、特別に親しい友達となっていた時を指しているのだと。それに私は納得したように思った。納得してなかったのかもしれない、本当は。それでも、その時におさまるのは、そこしかなかったと思う。だから私は、きつくなるのを覚悟で、でも一緒にがんばっていけるのなら、一緒に過ごせるのなら、一緒に話し合っていけるのなら、と思って、形にとらわれずお互いを想うという結論を承諾した。あなたは言ったよね。特別な存在だって。それはそう簡単に消えるものではないって。そしてそれをわかりやすく伝えて欲しいと言った私に、うんと返事をした。だから私はがんばろうと思った。だけどそれからのあなたは、私を見なくなった。実際2人で会っていても、公的な場で会っていても、話していても、あなたは前とどこか違った。それは私の見方が変わったのかなと思ったけれど、実際にあなたは変わったのだと言った。今人といるエネルギーがない。周りを気分悪くさせたくはないから、みんなに笑っていて欲しいのが俺の理想だから、誘いを断ることはないけれど、俺から一緒にいたいとか、誘うとか、そういうことはできるとは言えない。それでは私たちはダメになるんじゃないかと私がたずねても、あなたはそうかもしれないと冷静に言った。私はそこで終わったと思ったんだ。私がどんなにあがいても、がんばっても、あなたにあきらめられたら、それは終わりを意味するんだとあなたに私はきつく言ったよね。そしたらあなたはそれを否定した。否定してくれた。だからあの時私は安心して笑ったんだ。だけどね、やっぱりあの話は、おかしいと思うんだ。隣にいると思っていたら、知らない間に随分遠くに行ってしまった。私は隣にいると思ってた。横を見たら笑ってると思ってた。それとも私が変わったの?私が寄りかかりすぎた?どっちにしろ、私たちは変わってしまったよね。随分と遠く離れてしまったね。あなたはもう私を見てないのかな。もう見ようとも思わなくなったのかな?それを私が聞いたら、あなたはきっと否定するね。だけど、それに変わる答えは持ってないでしょう。私があなたの愚痴に耐えられるか、私は、こういう想いをもつ前から、不安に思っていたんだ。そこが1番気になっていたところなんだ。それでも、私があなたと向きあおうと思っている限り、私は大丈夫だった。それが今は大丈夫じゃなくなってるね。あなたに対する否定的な気持ちが、どこから生まれてくるのか、仕方なく生まれてきたものなのか、それともこれ以上好きでいることの辛さに無意識が反応して否定的に見ることで、自分を守ろうとしているのか、それはわからないけど、私はそんな自分がとても嫌なんだ。できれば笑ってたいんだ、あなたの横で。それはあなたに笑ってほしいから。一緒にいて欲しいから。それができなくなった。わからなくなった。どうやって今まで笑っていたのか、わからなくなった。自然に、ってすごいことだと思った。あなたといる時が、すごくすごく楽しくって、すごく自然で、色んなこと話せて、まだきちんと想ってなかったときから、これは誰とでもできることじゃないって、この人だからできることだって、ささいなことだけど、大切にしようって想ってた。ささいなことを大切だって感じれる自分が好きだった。後で後悔しないように、今まで気づかなかった分、今度はちゃんと大切にしていきたいって、随分前から気づいてた。なのにどうしてこうなるんだろう?私はやっぱりあなたと一緒にいたい。あなたがいない毎日は考えたくない。どんなに愚痴られても、どんなに嘆かれても、それが比にならないくらい、今まですごく楽しかったから。幸せだったから。だから一緒にいたい。私は一緒に笑いたいんだ。だけど、笑えなくなった。目が見れなくなった。一緒にいたいのに、一緒にいるのが辛くなった。明らかに話す量も機会も減った。メールもできなくなった。何を伝えたらいいのかわからなくなった。どこかでそんな私に気づいて欲しかった。何でこの頃態度悪いねん?って怒ったり、最近元気ないやん、どうしたん?って気づかったり、俺の言葉で辛い思いしてるんやなって反省したり、してほしいって、どこかで思ってる。だけど、それは私の弱さをあなたになすりつけてるだけだと思う。そうしてしまう自分がまた嫌になる。何を感じていても、あなたに負担をかけないように、あなたの側で笑っていたいとも思う。だけどそれもやっぱりおかしいでしょ?そんなの人間じゃないでしょ?気づいて欲しい気持ちがたくさんあるんでしょ?伝える、それは向こうが受けることが前提だ。そこに確信がないまま言葉を放つのはこの上ない勇気が必要になる。あなたは投げられたボールは取るけれど、自分からボールを投げる意志はないと言ったね。それはもうすでに成り立っていないことを意味するんだよ。そんな状態で私は気持ちのこもったボールを投げることはできないよ。そして私は黙るようになった。大きな石になって気づいてもらえますように、と願った。だけど、それでも、2人の距離は離れていく。あなたは、話しかけなくなった私を責めることなく、あなたも話しかけなくなっていく。それがあたかも自然かのように。何も無理していないかのように。それほど寂しいことはない。今日はできる限り笑ってみた。少し話してみた。それでもあなたに近づけない。いったい私はどうしたらいい?あなたの気持ちも、私自身の気持ちもわからない。毎日泣いてたって何にもならないことはわかってる。どんどん落ちているのもわかってる。このままじゃ何かに支障がくるのもわかってる。だけどどうしたら?あなたは言ったよね、考えるとしんどくなるし、考えないようにしてるって。私はその言葉がとても嫌だった。だけど、その嫌な言葉を私自身もしようとしてる。お互いがそうなったらどうなるの?それが2人の望む形?私の望む形?そうではない。だけど、私1人が考えたってダメなんだよ、2人で考えないとダメなんだよ。でもあなたに考えてというのは、あなたにしんどい思いをさせるだけなんでしょう?じゃあいったいどうしたら?
もうだめなのかもしれない。
もうだめなのかもしれない。
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