とまどい
2002年6月10日色々なことにとまどう。
そんな毎日が続いている。
土曜日。
私はついに自分に負けた。
私はついに寂しさを許した。
メールを送った。
「元気にしてますか?暑いけどがんばろー」
送る前には、いろんなことを自分自身と約束した。
返事がなくてへこんでも、やることはやる、とか。
メール問い合わせは絶対にしない、とか。
些細なことでも、大切な儀式のようだった。
送ってすぐ、私はお風呂を沸かしたりして動いた。
30分ほどして、電話を見た。
メールの記号があった。
落ち着いて。
男友達だ、きっと。
明日のワールドカップのことだ。
でも、違った。
あなたの名前が表示されてた。
落ち着いて。
期待しないで。
きっと、こうだ。
「元気やで」
深呼吸して、開いた。
ただ、ひらがな3文字。
「ねむい」
私が送ってから1分もたたない返事だった。
「ねむい」
どうして人間は、この3文字をそのまま受け止められないんだろう。
どうして人間は、そこに意味を求めるんだろう。
『人間は意味を求める動物だ』
誰が言ったんだっけ?
「ねむい」
その3文字にはありとあらゆる可能性が含まれていた。
私にはわからない。
なにを意味した記号なのか。
ただ、日曜日のパソコンバイトの途中でも。
「ねむい」
「ねむい」
それだけが、頭の中で回ってた。
日曜日は、男友達とサッカーを見た。
ご飯も一緒に作って食べた。
おもしろいことがいっぱいあった。
彼が、私に触る回数が、増えた。
つっこみとか、なぐさめとか。
「おいっ」とか「よしよし」とか。
彼が、私に笑いかける顔が、変わった。
いや、彼が変わったのではないかもしれない。
私の眼が変わったのかもしれないではないか。
それに気づいて、とまどった。
そこにも何か意味があるんだろうか。
私にはわからない。
考えないようにしているのかもしれない。
今日、センターの近くにパジェロが止まっていた。
もしかしたら、あなた?
非常にとまどった。
この時期、月曜が代休になってる可能性は大いにある。
でも、違った。
全然知らない人だった。
購買で友達1に出会った。
変なめがねをかけてて。
ちょっと太ってた。
すこしとまどった。
とまどっている自分にもとまどった。
久々にゼミをさぼってMちゃんたちとお茶してた。
Mちゃんやナオミちゃんは男友達との仲をついてきた。
「この頃仲いいなーと思って。」
「でもそんなんじゃないんやろうとは思ってたけど。」
「うちらがこんなんばっか言ってたらかえって気になる?」
確かに、少しは影響するかもしれない。
私はちらっとそう思った。
そして友達の提案でカラオケに行った。
Mちゃんは男友達も誘おうといって、呼んだ。
私は男友達の歌の上手さにとまどった。
聞くのははじめてだった。
見た目から想像できない、いい声だった。
なんだかまともに見れなかった。
カラオケから出たら。
キュウから電話がかかっていた。
夜、うちにくるかもしれないと言っていたこと。
すっかり忘れていた。
それには、驚いた。笑。
電話して、「家汚いし行くわ」と言った。
キュウは少し迷って、「それでいい」と言った。
その経緯を知っていた男友達は。
自分でできるんちゃうん?と言ってきた。
確かにそうだな、と思って。
もっぺん電話して「果たして私が行く必要があるの?」と聞いた。
「あんまりちゃんと見てない。大丈夫かも」
キュウは適当だった、やはり。
「やってみてわからんかったら電話して。」
「私、行かなくても大丈夫そうやし」
そう言って、行かないことにした。
そう言えた自分にとまどった。
男友達に助けられた気がした。
人に言われないと出来ない自分にも。
あくまでキュウに甘い自分にも。
少しとまどったけど。
あなたにメールしたこと。
誰にも言わないでおこうって思ったのに。
結局話していた。
意志の弱いこと。
周りは私が今でもあなたを想っていること。
意外そうだった。
この何ヶ月か。
私があなたの名前を口にしなかったからだろうか。
一番話す友達でさえ。
「ついにメールしてしまった、土曜日」と私が言ったとき。
「医大の人?」とかとんちんかんな返しをしてきた。
Mちゃんもナオミちゃんも。
「こだわってしまっているみたい」と言ったとき。
「・・・ひょっとして、あの人?」という返しだった。
そのこと、意外で。
すこしとまどいだった。
そんな毎日が続いている。
土曜日。
私はついに自分に負けた。
私はついに寂しさを許した。
メールを送った。
「元気にしてますか?暑いけどがんばろー」
送る前には、いろんなことを自分自身と約束した。
返事がなくてへこんでも、やることはやる、とか。
メール問い合わせは絶対にしない、とか。
些細なことでも、大切な儀式のようだった。
送ってすぐ、私はお風呂を沸かしたりして動いた。
30分ほどして、電話を見た。
メールの記号があった。
落ち着いて。
男友達だ、きっと。
明日のワールドカップのことだ。
でも、違った。
あなたの名前が表示されてた。
落ち着いて。
期待しないで。
きっと、こうだ。
「元気やで」
深呼吸して、開いた。
ただ、ひらがな3文字。
「ねむい」
私が送ってから1分もたたない返事だった。
「ねむい」
どうして人間は、この3文字をそのまま受け止められないんだろう。
どうして人間は、そこに意味を求めるんだろう。
『人間は意味を求める動物だ』
誰が言ったんだっけ?
「ねむい」
その3文字にはありとあらゆる可能性が含まれていた。
私にはわからない。
なにを意味した記号なのか。
ただ、日曜日のパソコンバイトの途中でも。
「ねむい」
「ねむい」
それだけが、頭の中で回ってた。
日曜日は、男友達とサッカーを見た。
ご飯も一緒に作って食べた。
おもしろいことがいっぱいあった。
彼が、私に触る回数が、増えた。
つっこみとか、なぐさめとか。
「おいっ」とか「よしよし」とか。
彼が、私に笑いかける顔が、変わった。
いや、彼が変わったのではないかもしれない。
私の眼が変わったのかもしれないではないか。
それに気づいて、とまどった。
そこにも何か意味があるんだろうか。
私にはわからない。
考えないようにしているのかもしれない。
今日、センターの近くにパジェロが止まっていた。
もしかしたら、あなた?
非常にとまどった。
この時期、月曜が代休になってる可能性は大いにある。
でも、違った。
全然知らない人だった。
購買で友達1に出会った。
変なめがねをかけてて。
ちょっと太ってた。
すこしとまどった。
とまどっている自分にもとまどった。
久々にゼミをさぼってMちゃんたちとお茶してた。
Mちゃんやナオミちゃんは男友達との仲をついてきた。
「この頃仲いいなーと思って。」
「でもそんなんじゃないんやろうとは思ってたけど。」
「うちらがこんなんばっか言ってたらかえって気になる?」
確かに、少しは影響するかもしれない。
私はちらっとそう思った。
そして友達の提案でカラオケに行った。
Mちゃんは男友達も誘おうといって、呼んだ。
私は男友達の歌の上手さにとまどった。
聞くのははじめてだった。
見た目から想像できない、いい声だった。
なんだかまともに見れなかった。
カラオケから出たら。
キュウから電話がかかっていた。
夜、うちにくるかもしれないと言っていたこと。
すっかり忘れていた。
それには、驚いた。笑。
電話して、「家汚いし行くわ」と言った。
キュウは少し迷って、「それでいい」と言った。
その経緯を知っていた男友達は。
自分でできるんちゃうん?と言ってきた。
確かにそうだな、と思って。
もっぺん電話して「果たして私が行く必要があるの?」と聞いた。
「あんまりちゃんと見てない。大丈夫かも」
キュウは適当だった、やはり。
「やってみてわからんかったら電話して。」
「私、行かなくても大丈夫そうやし」
そう言って、行かないことにした。
そう言えた自分にとまどった。
男友達に助けられた気がした。
人に言われないと出来ない自分にも。
あくまでキュウに甘い自分にも。
少しとまどったけど。
あなたにメールしたこと。
誰にも言わないでおこうって思ったのに。
結局話していた。
意志の弱いこと。
周りは私が今でもあなたを想っていること。
意外そうだった。
この何ヶ月か。
私があなたの名前を口にしなかったからだろうか。
一番話す友達でさえ。
「ついにメールしてしまった、土曜日」と私が言ったとき。
「医大の人?」とかとんちんかんな返しをしてきた。
Mちゃんもナオミちゃんも。
「こだわってしまっているみたい」と言ったとき。
「・・・ひょっとして、あの人?」という返しだった。
そのこと、意外で。
すこしとまどいだった。
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