さよなら

2002年4月9日
今まであまり、大事な人を亡くしたことがない。
身近に言うと、おばあちゃんくらいだ。
長い間、一緒に暮らしていた。
でも、泣かなかった。

泣いたら、嘘になるような気がした。
偽善者ぶるのは嫌だった。
最後だけ、綺麗な繋がりを結ぶのは嫌だった。

今朝、私の大事な友達が亡くなった。
昨日の夜、母から連絡をもらっていた。
調子が悪くなって。
子宮に水がたまっているだけでなく、肝臓にも腫瘍ができていた。
昨日手術をしたけど、出血が止まらなくて。
おバカな子だから、縫ったところを自分で引っ張ろうとしていたという。
そして、今朝、やはり逝ってしまったと。

はじめて出会ったときから、すごく惹かれるものがあって。
今までとは違うものを感じた。
倍以上、かわいがった。
倍以上、一緒に遊んだ。
一緒に、暮らして。
暑い夏を、共に耐えて。
時に、騒ぐので寝不足になったりもして。
時々、心筋梗塞なのか、体がかたまったりして。
その時だけは、逃げずに、そばにいた。

本当におバカな子で。
本当にかわいい奴だった。

さみしい。
すごく、さみしい。
何これ。
どうしよう。

涙が落ちそうだ。

お前の顔、忘れないよ。
お前のぬくもり、忘れないよ。
大好きだったよ。
どうか、天国に行ってね。

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