「ふけた」とも言うらしい。
2002年4月3日ここのところ体を酷使していたので。
今日は昼までゆっくり寝ようと思ってたが。
今、朝の10時。
さっきまで先輩が来ていたから。
ちょっとした出来事があった。
先輩は、ここんとこ。
1週間ほど、毎日毎日電話をしてきた。
話がしたいから、会えないかと言ってきた。
そして、とうとう断りきれず。
昨夜、私は、飲み会の後、彼と会った。
「お前のうちにいくわ」
そう言われたときに、覚悟した。
まずいことになる、と。
彼は、そういう人だ。
逃げ道を作りやすいように。
時間を区切るように。
私が彼の家に行こうかと思ったけど。
あ、うちの方が、コンタクトはずせるな、と思って。
了解した。
私にとって、性的行為よりも、コンタクトのほうが。
より重大なカテゴリーらしい。
少し笑けた。
彼は、この春から、新しい職場になったりする。
そのことで、「情緒不安定」で「寂し」く、「人恋しい」のだと、彼は言った。
とにかく誰かと話したかったのだと。
そして案の定、「泊まる」と言い出し。
案の定、ベッドで寝ると言い出した。
そして、「絶対何もしない」と約束したけれど。
案の定、半ば無理やりにキスしたり、抱きついてきた。
すべてが、予想通りで、これも笑けた。
笑けたと同時に、やはり不快でもあった。
ここからは、予想外だった。
そう、私が予想していたのは、ほとんど彼の反応であって。
私自身の反応は見当たらなかった。
私は、きっぱりと伝えていた。
「あなたと会うと、こうなること、予想していた。」
「だから、なるべく会わないようにしていたんだ。」
「やっぱりこれはおかしいことだと思う。」
「もう二人で会うのはやめましょう。」
「後ですごく自分が嫌になるから。」
彼は、私に手を出す前から。
「顔が変わったな」
「落ち着いた」
「あほっぽいところがなくなった」
としきりに言っていた。
そして、私がきっぱりと告げた後も。
「意志が固くなったな」
「変わったな」
「大人になった」
と言っていた。
彼は、私が告げたことに対して。
「ごめん」と一言。
次に
「これが最後やな」と一言。
言っていた。
その後も、ずっと私に抱きついていたり。
手をにぎってきたりしていた。
その理由を、「情緒不安定」だとみなしていた。
そして「なぜかお前に甘えたくなる」と言っていた。
それは「不思議」なことだと。
何故私に甘えたくなるのかはわからないと。
私は、別に怒ってなかった。
怒る理由もなかった。
私が取り組むべき相手は、私自身であって。
彼ではない。
だから、そんなことがあった前も後も。
私は、普通に話していた。
彼がぐずぐずと抱きついてくるのも、好きなようにしておいた。
許せることは、許しておいた。
無理なことは、無理だと言った。
そんなことは、問題ではなかった。
彼の言ったことは、確かに少しあたっているような気がする。
大学の私は「きゃぴきゃぴ」していた。
何も考えてなかったように思う。
いや、考えてはいた。
でも、知らないことが多すぎたし。
考えずに済んだことも多かったんだろう。
今は、むしろ高校の時に近いだろう。
何がいったい価値のあるものなんだろう。
世の中には、「どうしようもないこと」
や「それだけのこと」でいっぱいだ。
大切と思えるものほど、「どうしようもなく」
意味があると感じていたものほど、「それだけのこと」で。
それならば。
私たちは、一体、何をどうしようと思っているのか。
何のために?
何を幸せと呼ぶのだろうか?
何を思いやりと定義するのだろうか?
なんにしろ。
昔と比べて、少しは成長しているところもあるらしい。
そりゃ、良かったかね。
彼は、最後までぐずぐずしながら、帰っていった。
付き合ってもいないのに、別れたみたいな顔をしてた。
そんな彼を見ても、私は、何も心を動かされなかった。
正直、どうでもよかった。
なかなか濃い23歳の始まりでもある。
今日は昼までゆっくり寝ようと思ってたが。
今、朝の10時。
さっきまで先輩が来ていたから。
ちょっとした出来事があった。
先輩は、ここんとこ。
1週間ほど、毎日毎日電話をしてきた。
話がしたいから、会えないかと言ってきた。
そして、とうとう断りきれず。
昨夜、私は、飲み会の後、彼と会った。
「お前のうちにいくわ」
そう言われたときに、覚悟した。
まずいことになる、と。
彼は、そういう人だ。
逃げ道を作りやすいように。
時間を区切るように。
私が彼の家に行こうかと思ったけど。
あ、うちの方が、コンタクトはずせるな、と思って。
了解した。
私にとって、性的行為よりも、コンタクトのほうが。
より重大なカテゴリーらしい。
少し笑けた。
彼は、この春から、新しい職場になったりする。
そのことで、「情緒不安定」で「寂し」く、「人恋しい」のだと、彼は言った。
とにかく誰かと話したかったのだと。
そして案の定、「泊まる」と言い出し。
案の定、ベッドで寝ると言い出した。
そして、「絶対何もしない」と約束したけれど。
案の定、半ば無理やりにキスしたり、抱きついてきた。
すべてが、予想通りで、これも笑けた。
笑けたと同時に、やはり不快でもあった。
ここからは、予想外だった。
そう、私が予想していたのは、ほとんど彼の反応であって。
私自身の反応は見当たらなかった。
私は、きっぱりと伝えていた。
「あなたと会うと、こうなること、予想していた。」
「だから、なるべく会わないようにしていたんだ。」
「やっぱりこれはおかしいことだと思う。」
「もう二人で会うのはやめましょう。」
「後ですごく自分が嫌になるから。」
彼は、私に手を出す前から。
「顔が変わったな」
「落ち着いた」
「あほっぽいところがなくなった」
としきりに言っていた。
そして、私がきっぱりと告げた後も。
「意志が固くなったな」
「変わったな」
「大人になった」
と言っていた。
彼は、私が告げたことに対して。
「ごめん」と一言。
次に
「これが最後やな」と一言。
言っていた。
その後も、ずっと私に抱きついていたり。
手をにぎってきたりしていた。
その理由を、「情緒不安定」だとみなしていた。
そして「なぜかお前に甘えたくなる」と言っていた。
それは「不思議」なことだと。
何故私に甘えたくなるのかはわからないと。
私は、別に怒ってなかった。
怒る理由もなかった。
私が取り組むべき相手は、私自身であって。
彼ではない。
だから、そんなことがあった前も後も。
私は、普通に話していた。
彼がぐずぐずと抱きついてくるのも、好きなようにしておいた。
許せることは、許しておいた。
無理なことは、無理だと言った。
そんなことは、問題ではなかった。
彼の言ったことは、確かに少しあたっているような気がする。
大学の私は「きゃぴきゃぴ」していた。
何も考えてなかったように思う。
いや、考えてはいた。
でも、知らないことが多すぎたし。
考えずに済んだことも多かったんだろう。
今は、むしろ高校の時に近いだろう。
何がいったい価値のあるものなんだろう。
世の中には、「どうしようもないこと」
や「それだけのこと」でいっぱいだ。
大切と思えるものほど、「どうしようもなく」
意味があると感じていたものほど、「それだけのこと」で。
それならば。
私たちは、一体、何をどうしようと思っているのか。
何のために?
何を幸せと呼ぶのだろうか?
何を思いやりと定義するのだろうか?
なんにしろ。
昔と比べて、少しは成長しているところもあるらしい。
そりゃ、良かったかね。
彼は、最後までぐずぐずしながら、帰っていった。
付き合ってもいないのに、別れたみたいな顔をしてた。
そんな彼を見ても、私は、何も心を動かされなかった。
正直、どうでもよかった。
なかなか濃い23歳の始まりでもある。
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