あなたが帰ってくるのが、こわい。

もちろん。
無事に帰ってきて欲しい。
あなたに近くにいて欲しい。
そりゃそうよ。
地球の裏側にいるよりも。
同じ地域にいて欲しい。
あなたのかけらが見つけられるところに。
いてほしいよ。

でもね。
こわいの。
あなたが帰ってくることが。

あなたは、私に。
連絡をくれますか？

私は、また。
あなたからのメールがきているか。
毎日何度も問い合わせるのでしょうか？

そして。
いつか。
諦めや、絶望や、乾きや、虚しさに。
負けてしまうのでしょうか？

昨夜、考えていた。
そして、思った。
やっぱり、無理なのではないかと。
私と、あなたとでは。

今までの私の行動。
仲間内にかけた迷惑。
弱さをまぎらわすための代償。
それを思うと。
あなたとは、ありえないのではないかと。

もし、あなたが。
私を、好きになってくれたとしても。
あなたは、幸せには、ならないのではないかと。

それくらい。
私は、信頼を得られないようなことを、してきた。

それが、今さらなのではないかと。
私とあなたが今さらかどうかではなく。
私自身の存在が、今さらなのではないかと。

いったい、私は何をしてきたのだろう。
そして何がしたいのだろう。
あなたに説明のつかないことを、してきた。
あなたに説明のできないことを、するかもしれない。
それは、あなたを苦しめるよね？
それは、信頼を失うよね？

おそらく、明朝。
あなたは、帰ってくる。

こわいよ。

もちろん。
あなたへの気持ちは、簡単には消えない。
ありえないからといって、すぐには消せない。

お願いだから。
私を、拒否しないで下さい。
お願いだから。
私を、いらない人に、しないで下さい。