友達、少ないです。

どうして人は、群れるのだろう。

私も、その一人。
一人、外れると、不安になる。

院に入ってから。
異常なほど、周りが、群れる。
「行くの？じゃあ、私も行く」
「それ何？おもしろそう。するする」
そうやって、勉強会や、講演会の予定。
買う本、とる授業。
遊びに行く予定。
決まっていくことが、多い。

私も、その一人。
だから、こんなことを言う権利はない。
けれども。
とても、気持ちが悪い。
吐き気さえ、感じる。
イライラ、する。

きっと。
とても狭い世界だから。
自分の足場が、不安定だから。
先の見えない、業界だから。
誰もが、自信がないから。
一人でいると、不安になる。

彼女たちと、心を開いてつきあえるようになると。
思えない。
こんな私は、薄情だろうか。
一緒に色々なものを共有している。
お互いの内面も、ある程度承知している。
それでも、本音がぶつからない感触。
これは、なんだろうか。

親友と呼べる人は。
言葉で語らずとも。
伝わることがある。
ときに、たった一言が。
心に響くことがある。

距離や、連絡の頻繁さではない。
もっと深い次元でつながっているんだろう。

恋人とは、どうしてそうならないんだろう。
どうして、そばにいて欲しいと切に想うんだろう。
どうして、どこまでもわかりあいたいと願い。
どうして、わかりあえないと葬るんだろう。

昨日も、今日も。
あなたからの連絡を待っています。
かかってくる理由はありません。
待っていようという心構えもありません。
ただ、自然に、体が。
ただ、自然に、心が。
あなたからの連絡を待っています。
あなたの姿を探しています。

会いたい。
どれだけ呟けば気がすむんやろう。