近づいてる。

2002年1月6日
あなたからのメールが入って以来。
メールは、全部、あなたじゃないかと思ってしまう。
小難しいことを、ぐちゃぐちゃ言ってるけれど。
結局、私は、単純なヒト。

昨日の朝に、メールが入ってから。
少し間を空けて。
夕方、返事をした。

すごいスケジュールやね。
充実、してるんやね。
私もがんばらなね。
おみやげ、よろしく!!

応援してること、伝えたかった。
私もがんばるよって、伝えたかった。
あなたのこと、考えてるよって。
私から見える部分は、全部見ていたいよって。

会いたいって、気持ちは。
まだ、素直に言葉にできなくて。
それは。
まだ勇気が足りないこと。
今は体調がよくないこと。
そんな理由もあった。

おみやげ、よろしく!!
この一言に
「会いたい」をつめこんだつもりでいる。
ずるい言い方かもしれない。
だけど。
ストレートな言葉は、時に鋭すぎる。
私にとっても。
あなたにとっても。
切り込むような言葉は、今は使いたくない。

もしも。
あなたが、お土産やさんで。
私のことを、思い浮かべてくれるなら。
それは、私には。
もったいないくらい、幸せなこと。
もしも。
まったくそんなことなくて。
このまま当分連絡がなかったら。
それは、残念なこと。
私は、きっとへこむ。
だけど、それがあなたのペースなんだよね?

だから。
あなたの返事を、待ちます。
言葉での返事でも。
態度での返事でも。

未来はまったく見えないのに。
どう考えても、ありえない幸せなのに。
なぜか心は少し、穏やか。
きっと。
ベクトルの向きが変わった。
このまま。
ペースを間違わなければ。
二人は、今より、近くなれる。
それでもまだまだ。
遠いのかもしれないけど。
お互い傷つけあった、あの日よりは。
近くなれる。

そのうち、もっと。
欲が出るだろう。
こんなかったるいこと、やってられん!!って思うかも。
だけど。
今は、このペースでいいんちゃうかな。


ある1通のメールがきていた。
その子も。
昔、お互い、さびしくて仕方がないときに。
一緒にいた人。
だけど、お互い。
傷つくことなく、解消できた人。
傷ついてなくても。
気まずいというか、気を使うというか。
表面的に過ごしていたのかな。
みんなと一緒にいるときは。
楽しく話すけど。
個人的に連絡したり、そういうことはまったくなかった。
そんな彼から。
年賀状のお礼メールがきていた。
私は、クラブ関係でいろいろあって。
ほとんどの人の携帯を消したし。
私の住所も教えてなくて。
周りから見たら、失礼なやつなんやけど。
彼は、自分のメールアドレスと。
携帯を、教えてくれた。
こんなささいなことが。
私を、支えてくれる。
ありがとう。

卒業式の色紙に。

「あなたはよくわからない存在でしたね」

と、ある人から書かれた。
それは、私の心を揺らした。
核心を、つかれたような気がした。
そうなんだ。
私は、言ってることとやってることがちぐはぐだし。
躁鬱病のようにみんなを振り回したり。
あるいは、一人で振り回ってたり。
大決心をして、クラブを引退したけれど。
結局、中途半端に関わってたり。
携帯を変えて、誰にも教えなかったり。
ほんと、今考えても。
迷惑甚だしいやつだ。

そんな私に。
みんなは、連絡をくれて。
家におしかけてくれて。
憎まれ口をたたいてくれて。

それは、この上なくうれしい。
みんなの優しさに、やっと素直に
こう思うことができてきた。
ありがとう。

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